目指せ ! 忘年会ライブ !! Act.7
〜 撤収 〜
ライブの余韻に浸っている時間も無く即撤収作業に入ります。
引き続き舞台は宴会芸の最中なので全ての機材を下ろすのは忘年会御開き後になります。
先ずは自分の担当楽器周辺から片付け長さのあるPA機器のケーブルやシールド類を抜きスタンド等ハードウェア関係を折り畳みケースにしまうなどに留めていったん舞台から降ります。
そして宴が完全終了となり会場の出入口の扉がオープンになってからおもむろに残りの機材の撤去作業に入ります。
立つおやじ跡を濁さず
開始前の逼迫した緊張感に比べれば穏やかなものですがのんびりは出来ないので手早く進めていく中、アルコールが入って赤い顔のメンバー (たいがいDrとVo) を横目に見ながら搬入時にも手伝ってもらった有り難いけど楽器機材関係には疎い方々に配慮しながら進めていきます。
その他気をつけるのが利用した会場に対してなんですが騒々しい宴会事と理解はいただいていますが防音の効いたライブ会場ではないですし両隣はほかのお客さんたちが使用してる場合があるので今後も利用する予定があるなら尚更好印象を与えておいた方が望ましいですよね。
とはいえ特に気張るわけではなく設営スタッフの邪魔にならないようにとか備品の扱いに注意するとかごく常識的なやりとりに終始するだけですが。
番外になりますがアルコールといえば演奏が終わり舞台袖に引っ込んだドラム先輩が急に泣き言を言い始めました。
「ドラムが全然叩けなかった全然だめだ」
「俺はドラムに向いていないどうしよう」
飲んで飲まれて
定期的によく聞く言葉ですがどうやら景気づけに演奏前に酒を飲んだ様でそりゃ体力の衰えたおやじが一杯ひっかけてからドラムを叩こうだなんて若い時分ならいざ知らず身の程を知って欲しいですよね。
「次からは演奏前の酒は禁止です」
一応釘は刺しましたがどうなることやら。
全機材を積み込み終えお疲れさんの挨拶をかわし解散となりそれぞれ帰路へ就きますが私は機材満載の不安定な車を時速三十キロメートルの安全運転で会場をあとにするのです。
夜の繁華街のネオンを後に到着は午後十時前後になるので機材の積み降ろしは翌日以降昼休みなどを利用して行います。
また、ありがとう
現場到着から約八時間はっきり言って重労働ですが目標のおやじバンドのライブを完結出来た充実感と高揚感で心地よく感じる面もありますが疲労が勝っているので少し休息したらまた来年に向けての次の構想を練る事となるでしょう。
とりあえずバンドのメンバーとあれこれ手伝ってくれた皆様、どうもありがとうございました。
多分また懲りもせずおやじバンドの活動は出来る限り継続していく方針 (私が決めました) なのでその節はよろしくお願いします!
to be continued〜